DHCPについて知ろう!

DHCPについて知ろう!

以前IPアドレスについての記事「IPアドレスとは」でIPアドレスについて軽く書き、「通信プロトコルとは何なのか。」でDHCPの名前だけ触れているのですが、そもそもDHCPっていきなり言われても何の事?というところから簡単にまとめてみようと思います。

●DHCPとは

まず前提として「DHCPとは」などで調べると
DHCPとは、「Dynamic Host Configuration Protocol(ダイナミック ホスト コンフィギュレーション プロトコル)」の頭文字をとった言葉で、コンピュータがネットワークに接続して通信する際に必要な設定情報を自動的に割り当てる機能。といった説明が出てくると思いますのでザックリ「通信用の基本的な設定を自動的にしてくれる機能・そのための通信の約束事」くらいの認識で大丈夫です。

●何をしているのか

ではその設定情報というのは何なのか見ていくと、IPアドレスだったりDNSサーバーの情報やサブネットマスク、デフォルトゲートウェイと呼ばれる設定です。
本来PCやスマートフォンといった危機はインターネットに接続する際に住所となるIPアドレスが設定されていないと通信が出来ません。しかし一々手動で設定していては重複の可能性もあり現実的ではありません。

そこでDHCPを利用すると、個々の端末がDHCPサーバに問い合わせをすることで、 各種設定に必要な情報を入手して、自動的に設定を行ってます。

例としてPCで説明すると
①PCが繋がているNetworkいブロードキャストで「DHCPサーバーいませんか?」といった通信を投げます。
②それを受け取ったネットワーク上のDHCPサーバーが端末にIPアドレスなどの情報を提案
③PC側でそれを受け入れDHCPサーバー側に設定をお願いする
④DHCPサーバーからPCに使用するIPアドレスなどの情報が送られる
簡単に説明するとこの4工程で端末に通信に必要な情報が設定されます。

●DHCPサーバーとは

DHCPサーバーは名前の通りDHCP関連のサービスを提供しているサーバーのことです。

DHCPサーバにはWindowsサーバやLinuxサーバ、Ciscoルータ等がなることができます。
当然、設定方法は異なりますが設定項目自体は共通です。DHCPサーバには色々な設定項目がありますが、DHCPクライアントにIPアドレスを割り当てる範囲のアドレスプール、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイのアドレス、DNSサーバのIPアドレス、リース期間( IPアドレスの貸し出し期間 )などが、基本的な設定項目となります。

私たちが気軽に使っているインターネットに接続するだけでも様々な通信が行われているので少しずつ知識をつけてトラブルなどに対応できるようになっていけるとよいと思います!