普段皆さんが使うPCやスマートフォンやNW機器にはそれぞれIPアドレスというものが設定されています。
自動・手動など設定方法は様々ですがこのIPアドレスは大きく分けると2種類存在します。
それは「グローバルIPアドレス」と「プライベートIPアドレス」です、それぞれの違いについて簡単にまとめていこうと思います。
●グローバルIPアドレス
グローバルIPアドレスとは、インターネットに接続された機器に一意に割り当てられるIPアドレスの事を指します。
今もこサイトを見るためにはグローバルIPアドレスが端末に割り当てられていると思います。
グローバルIPは、世界的にはICANN、日本ではJPNICという機関で管理しています。
●プライベートIPアドレス
プライベートIPアドレスは、会社や家庭などの組織内（ローカル）で一意に割り当てられるIPアドレスのことを指します。
このIPアドレスはJPNICなどの機関に申請する必要はなく自由に使えますが組織内で一意でない場合は、宛先を混同して正常に通信できないので一意に割り当てる必要があります。
また、このIPアドレスが割り当てられた機器はインターネットでは通信を行えないため、インターネット通信を行うためには、アドレス変換技術（NAT）などでグローバルIPを持つ機器に中継してもらう必要があります。
※NATについては今後の記事で改めてまとめようとおもいますのでしばしお待ちください。
●IPアドレスの確認方法
自分のPCに割り当てられているIPアドレスを確認するにはコマンドプロンプトなどで[ipconfig]か[ifconfig]と入力すると確認することが出来ます。
ここで表示されるのは端末のIPアドレスなのでグローバルIPアドレスなのかプライベートIPアドレスなのかはわかりません、そこでグローバルIPアドレスを確認するにはブラウザで「グローバルIP 確認」などと検索するとインターネットサイトで自分が見ている際に対向から見えているIPアドレスが表示されます。
ここのIPアドレスがプロンプトのものと異なる場合ルーターなどでアドレス変換が行われているという事になります。
ネットワークを構築する際はこの違いと役割を理解してIPアドレスの重複などによる障害が起きないように気を付ましょう。