多人数での作業で便利な「共有フォルダ」とは?

多人数での作業で便利な「共有フォルダ」とは?

誰かと作業をする時には、
「大量のファイルを相手に送りたい」
「1つのファイルをお互いに編集し合いたい」
と思うことが多いですよね。
そんな時に便利なのがフォルダごと共有する機能です。
今回はこの「共有フォルダ」がどんなものなのかを簡単にまとめます。

共有フォルダとは?

共有フォルダはその名の通り「共有されたフォルダ」ですが、
もっと言うと「ネットワーク上の別のコンピュータ向けに共有されたフォルダ」です。
PC①にあるフォルダとその中にあるファイルを、
PC②から見たり書き込んだりできるようにするイメージです。

少し脱線しますが、
ファイルやフォルダの場所を表すパスの中で、
「C:\」や「D:\」から始まる絶対パスはよく見かけるかと思いますが、
「\\○○」という書き方から始まるパスを見たことはありませんか?
この○○にはIPアドレスやコンピュータ名といった「どのコンピュータか」を示す情報が入り、
その先にはフォルダとファイルの階層情報が続きます。
このパスは「ネットワークパス」と呼ばれていて、
共有フォルダはこのネットワークパスで場所を示します。
「\\PC①\共有フォルダ\共有ファイル.txt」みたいな感じです。

フォルダを共有するためには?

Windowsでは、共有したいフォルダのプロパティから設定を変更すれば共有できます。
MacやLinuxも詳しい手順は分かりませんが共有設定できるようです。
「全国の誰でもアクセスして何してもOK」な危ない設定から、
「家のLANに繋いでる一部の端末で見るだけならOK」な堅い設定まで、
用途に応じて設定方法は変わるため、詳しい手順は調べましょう。

多人数での作業で大活躍!

グループで作業をする時、共有フォルダはとても便利です。

例えば、ファイルを連携したい時。
いちいちメール等で送らなくても、フォルダ内に置くだけでOKです。
Googleドライブなんかも同じような使い方ができますが、
容量の問題があったりや自作プログラムを「ウイルスかも?」と警告が出たりして、
個人的には全て自己責任で管理できる共有フォルダの方が好きですね。

例えば、作業の進捗を管理したい時。
共有フォルダに予実を管理するためのエクセルを1つ置くだけでOKです。
各人がそのファイルに進捗を書き込むだけで、
全体の状況が一目で分かるようになります。

他にもシステム開発であれば、
SVNやGitといったバージョン管理アプリのリモートリポジトリを
共有フォルダに置く使い方なんかも便利ですね。
まだまだ便利な使い道がありそうです。

まとめ

今回は知らなきゃ損レベルで便利な共有フォルダを紹介しました。
最近、弊社内で勉強会をやっていますので、
そこでも共有フォルダは使い倒していこうと思います。
みんなの努力の結晶が溜まっていくのを見たいです。