あけましておめでとうございます。
早いもので、弊社の初投稿から5年目に突入しようとしております。
本年も、これまで同様、皆様にとって少しでもお役に立てるような記事を更新して参りますので、どうぞよろしくお願いいたします。
さて本題のネットワーク機器の役割ですが、今回は基本的な小規模ネットワークでよく使用される「ルーター」「スイッチ」「ハブ」この3つの役割と機能の違いについて簡単にまとめていこうと思います。
●各機器の動作する階層
OSI参照モデルではルーターは第3層(L3)ネットワーク層と異なるネットワーク間での通信を中継します。
スイッチは第2層(L2)データリンク層にてMACアドレスによるイーサネット通信を行います。
ハブは第1層(L1)物理層で機器間の電気信号や光信号などを用いてビット(0と1の符号化)単位でデジタル信号の送信・受信を行います。
●データの転送方法
参照モデルが異なることからわかるようにデータの転送方法も各機器で異なります。
ルーターはIPアドレスを使って、IPパケットで送信先と宛先を判断します。
スイッチはMACアドレステーブルを使って、データの送信先と宛先を判断します。
ハブは送信先と宛先が分からないため、必要のないポートにまでデータを送信する可能性があります。
見た目は似たようにポートがありLANケーブルを挿すネットワーク機器ですが簡単に書くだけでも全く異なるものであることが分かります。
上位の機器ほど細かく出来ることも増えたり厳密にはスイッチにもL2スイッチとL3スイッチなど、すべてを一概には言えないのですが最低限の使用の違いを理解していないとネットワーク構築時にどんな構成にするのか、その他名にはどんな機器が必要なのか。
当たり前のような基礎からしっかりと理解して応用の幅を広げていけるようになりましょう。