皆さんは最近起きたIntelの事件をご存知ですか?
IntelのCPUを搭載したPCが次々とクラッシュしたというもので、
かなりの広範囲に影響を与えています。
今回はこの事件の内容と、
今PCを買おうとしている人が注意すべきポイントをまとめます。
どんな事件?
2024年に入ってから、
Intelの第13世代および第14世代のCPUを搭載したPCで、
クラッシュや不安定な動作が多発する問題が報告されました。
ピンと来ない方も、
最近デスクトップPCを買ったり、
ゲームや動画や音楽の編集のために良いPCを買ったりした方は、
一度自身のPCのCPUの型番を調べた方が良さそうです。
例えば「Core i9 14900KF」なら
第14世代ですので要注意です。
それでどうなった?
原因はCPUの誤作動にあったようで、
それにより過電圧が起こり、CPUが物理的に損傷し、
クラッシュや不安定な動作が発生したとのことです。
2024年8月にIntelから修正パッチがリリースされており、
BIOSアップデートをすれば過電圧を防げるようです。
しかし、既に使用中のCPUにパッチをあてても
パッチをあてる前の損傷が元に戻ることは無いので、
引き続きクラッシュには注意が必要です。
Intelとしては対象のCPUの保証期間を延長するとのことですが、
PCメーカーの保証が優先されるなど人によりますので、
どこで買ったか思い出しつつ確認しておきましょう。
今PCを買うなら?
まず今回の話はIntelのデスクトップPC用のCPUの話ですので、
ノートPCや他メーカーのCPUを検討している方は問題ありません。
IntelのデスクトップPCを新品で購入するのも問題ありません。
(買ったらBIOSアップデートを必ず行いましょうね)
注意すべきは中古のIntelのデスクトップPCを検討している方で、
上記の物理的な損傷を受けたCPUを受け取る可能性があります。
動作できてしまうと損傷の具合なんて誰にも分かりませんので、
買って早くに壊れるリスクを考えた上で検討しましょう。
まとめ
こういったことがあると
高くても保証を付けて新品を買いたくなりますね。
特に精密機器は自力で直せないものですので、
安心感に頼る他ありません。
IntelのCPUは長く使用されてきた実績から来る
安心感が強みの一つですので、
この件で失った信頼を早く取り戻すよう頑張ってほしいですね。