何事もまずは「自分を信用しないこと」です

何事もまずは「自分を信用しないこと」です

「なんてネガティブなタイトルなんだ……」
と思った方もいるかもしれませんが、
むしろエンジニアとしてはこの上なく前向きな話です。
個人的にはエンジニアが定期的に話題に出す
風物詩のようなものだと思っていましたが、
他業種でも広く重宝されているマインドセットのようです。
(格闘ゲーム界隈でも耳にしたことがあります)

今回はこの
「自分を信用しないこと」
がどういう意味合いで言われているのかを解説します。

どういう意味?

ズバリ、
「ヒューマンエラーが起こる確率を下げる努力をする」
ということです。
手作業ではどうしてもミスが生まれます。
その作業が「ごめんごめん(汗」で済むなら良いのですが、
例えばコンピュータ操作なんかで間違えてしまうと
良くも悪くも指示されたことを指示された通りに処理してしまうので
思わぬアクシデントが起きてしまうかもしれません。
そのため特にエンジニア等のPCを多用する職業では、
ミスを極力避けることが必須級のスキルとなるわけです。

具体的なテクニック

個人的に気を付けているものを挙げてみます。
すぐ試せるものばかりなのでぜひ取り入れてみてください。

・手入力ではなくコピペする
たった数文字でも思わぬ落とし穴があります。
(lとI、0とOと○、半角と全角、etc.)

・メモを取る
覚えている必要が無くなり行動の再現性が高まります。
チェックリストの作成なんかも同じことです。
PC上にメモを取ればコピペもできて尚良し。

・Office関連ファイルは新規で開く
思わぬ操作ミスを防ぐために、
編集しないファイルは新規ファイルとして開きましょう。

・マウス操作よりキー操作
シューティングゲームのプロゲーマー達は、
画面上の小さなポイントを正確に射撃できるように
1日何時間もマウス操作を練習しています。
しかし我々が行うPC操作の多くはキー操作ができます。
覚えるだけで練習不要、お得ですね。

副産物もある?

まず、早いです。
人間が行うと苦労したり慎重になったりする作業を
PCが代わりに行ってくれるような方法に置き換えたので、
正確な上に素早くなります。

また、客観的にも安心できます。
「よく見たので間違いないです!」
「慎重に操作したので問題ないです!」
というのは根性論に近い内容で、
周りからすると「本当かぁ~?」止まりです。
「機械にまかせたので」程説得力溢れる言葉はありませんので
積極的にPCの機能を使っていきましょう。

まとめ

本格的に夏が始まり、
新入社員は新人研修を終えて現場入りするような時期です。
新しい環境、慣れない作業、激しい暑さ、……
ヒューマンエラーが起きて当然に思いませんか?
重大なミスを起こす前に、
手作業を減らせないかチェックしてみることを
オススメします!