Visual StudioとVSCodeは全くの別物です

Visual StudioとVSCodeは全くの別物です

皆さんは「Visual Studio」と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?
そりゃ開発作業で使う「Visual Studio」だろという方もいれば、
Visual Studio Code(以下VSCode)」だという方もいるでしょう。
名前は似ているが全くの別物であるこれらについて、
今回はその違いや使い分け方をまとめました。

Visual Studioとは?

Visual Studioは、統合開発環境(IDE)です。
アプリケーション開発用の様々なツールがまとめられたソフトウェアで、
C#や.Netなどの多くの言語をサポートしています。
コーディングやデバッグなどの開発用の機能が揃っており、
利用内容によって有料/無料のプランがあります。

VSCodeとは?

VSCodeは、テキストエディタです。
アプリケーション開発に便利な機能が付いた高機能なエディタで、
コーディングやデバッグなどを行えます。
拡張機能をダウンロードすることで対応言語を増やせて、
VSCode自体や多くの拡張機能は無料で使用できます。

2つの違い

Visual StudioとVSCodeは似た機能が多いですが、
比較できるポイントがいくつかあるようです。

・VSCodeの方が軽量で、起動時間などが高速である。
・Visual Studioは利用内容次第で無料、VSCodeはほぼ無料。
・Visual StudioはWindowsとmacOS(今年廃止予定)で実行可能、
 VSCodeはWindows、macOS、Linuxで実行可能。
・Visual Studioは例えばJavaをサポートしていないが、
 VSCodeでは豊富な拡張機能によりサポートしている。

一言で表すと、
Visual Studioは、機能が一通り揃っている便利セット
VSCodeは、必要な機能を入れて使うお好みセット
と言えるかと思います。

使い分けとしては、
チーム開発であればVisual Studio
個人開発であればVSCode
が目安となるように思います。
そこで必要な機能が提供されていないなど不都合があれば
もう片方の使用を検討してみるというのが良さそうです。

まとめ

私は普段Visual Studioしか触っていないのですが、
こうして調べてみるとVSCodeも魅力的に感じました。
今度VSCodeも使ってみようと思ったので、
細かい使用感の違いなどがあれば記事にするかもしれません。