EXEファイルの「互換モード」とは?

EXEファイルの「互換モード」とは?

WindowsOSをお使いの皆さん、
今はどのバージョンを使っているでしょうか?
Windows11?Windows10?
中には仕事などでWindows7やWindowsXPに
触れている方もいらっしゃるかと思います。
古いWindowsや古いアプリを触る時には思い出してほしい。
そんな「互換モード」の話です。

EXEファイルの「互換モード」とは?

Windowsの互換モードとは、
新しいバージョンのWindowsで古いソフトウェアやアプリケーションを実行したり、
逆に古いWindowsとして新しいアプリを実行したりするための機能
です。
カッコ良く言うと、別バージョンのWindowsをエミュレート(模倣)して
アプリを動作させる機能です。
これにより、新しいバージョンのWindowsでも古いバージョンのソフトウェアを
使用することが可能になります。

というのも、
OSのバージョンが変わるとサポートされる処理も変わってきます。
新しく使える処理が追加されたり、
セキュリティ面の懸念等から削除されたり、ということですね。
互換モードで実行することで、
動作の差をできるだけ埋めてくれるイメージです。
昔作ったアプリを久々に動かしたい!というような時に便利そうです。
画面デザインもそのバージョンに合わせて変わるので、
バージョン差の調査なんかでも活躍しそうです。

「互換モード」の注意点

互換モードはあくまで一時的な解決策です。
「できるだけ」バージョン差を埋めているに過ぎないので、
動作不良やエラーが発生する可能性があります
また、古いバージョンでは想定されていないセキュリティリスク
伴う場合があります。
そのため、互換モードでの実行は必要な時だけの最小限に抑え、
長期的にはソフトウェアやアプリケーションを更新する必要があります。

ちなみに、互換モード実行のやり方は簡単で、
プロパティの設定を変えてあげるだけです。
(画像はなんとなくで選ばれたA5M2の例。)
ただし上記の注意点がありますので、
もし試す場合は自己責任でお願いします。

まとめ

あまり使う機会は無いかと思いますが、
知っているとどこかで役に立つかもしれません。
頭の片隅に入れておくと、
思わぬ所でヒーローになれるかもしれませんね。