今回はネットワークを学ぶ上で欠かせない「ITインフラ」について「ITインフラ」とは?何をしているの?何が必要なの?といったことを簡単に話していこうと思います。
●ITインフラとは
インフラは生活基盤を指し道路や水道設備、学校や公園など設備全般を指します。
つまりITインフラとはITを使った、産業などの基盤となる施設や設備の全般を指すのです。
例を挙げるとインターネットやLAN、サーバやOS、DBなどITでシステムを構築する際になくてはならない設備のことです。
●ITインフラの構成
それではITインフラとはどのような構成になっているかというと大きく分けると物理機器の「ハードウェア」システムなどの「ソフトウェア」の2種類があります。
ハードウェアは主に以下のようなものがあります。
・サーバ
実際のITサービスを提供する機器、ユーザー(クライアント)からの要求(リクエスト)を受け付けて必要な返答(レスポンス)を行います。
・クライアント
ITサービスを利用する際のユーザー側の機器(PCなど)の事を指します。
クライアントはサーバにリクエストしレスポンスを受けます。
・ストレージ
データを保存する機器です、サーバやクライアントにもデータは保存できますが近年は独立した装置に集約することが増えています。
・ネットワーク機器
サーバやストレージをつなぐ機器です、ケーブルやスイッチ、ルータなど様々な機器があります。
・OA機器
プリンタやコピー機などITを利用したシステムで使用する機器です。
ソフトウェアは主に以下のようなものがあります。
・OS(OperationSystem)
サーバやクライアントを動かす基本となるソフトウェアです。
・ミドルウェア
OSとアプリケーションソフトウェアの間にあるソフトウェアです。
基本として動くOSと表面で動くアプリケーションソフトウェアの両方の動きをサポートします。
・アプリケーションソフトウェア
サーバやクライアントで動く実際に利用するサービスを提供するソフトウェアです。
●ITインフラにおける役割分担
小さな規模なら1人の担当がインフラ周りのすべてを担当する場合がありますが、サーバの台数が増えたりすると現実的ではありません。
そこでITインフラを分ける際一般的にはアプリケーションソフトウェアの開発を「システムエンジニア」が行い、サーバやOS、ミドルウェアの管理を「サーバエンジニア」、ネットワークの管理を「ネットワークエンジニア」と分けます。
また、サーバやネットワークなど全般管理をする「インフラエンジニア」と呼ぶ場合もあります。
しかし役割分担を行っても連携することが基本となるため一通りの知識はあった方がスムーズに作業が進むでしょう。
自分が触っている部分がなんと呼ばれているのかを把握し作業できるようになると効率も上がると思います!
興味が出た方は各機器やネットワークの構成についてもぜひ学んでみてください!