CLIのコマンド種類多すぎて困る

CLIのコマンド種類多すぎて困る

今回はCLI(コマンドラインインターフェース)よくイメージされる黒画面でコマンドが羅列するアレのお話です。
タイトルにもある通りCLIと一口に言ってもなんでもOKというわけではなく操作対象によって使えるコマンド、使えないコマンドがあります。

代表的なところでいえばWindowsでのコマンドプロンプト、PowerShell操作やUnix系のサーバ構築、インフラ側ではNW機器の設定はほとんどCLIです。
これらのコマンドをざっくり紹介していきましょう

●コマンドプロンプト

コマンドプロンプトの中でもとくに利用頻度が高く、作業効率化に欠かせない基本コマンドには「cd」「dir」「del」「copy」あたりでしょうか、それぞれの動きは
・cd-ディレクトリの移動、カレントディレクトリの表示
・dir-ファイル、ディレクトリの一覧表示
・del-ファイルの削除
・copy-ファイルのコピー
となっています。もちろん他にも多くのコマンドが存在していますが頻度が高いのはこのあたり含めて30暗いでしょうか。

●Unix系

次はUnix系の操作コマンドです。「cd」「ls」「rm」「cp」あたりを書き出してみます。
・cd-ディレクトリの移動、カレントディレクトリの表示
・ls-ファイル、ディレクトリの一覧表示
・rm-ファイルの削除
・cp-ファイルのコピー
ここまででもわかる通り同じコマンドで同じ動きをするものも存在する一方でコマンドが異なるが同じ動きをするものが混在しているのです。

●NW機器(Cisco)

最後はNW機器の中でも基本とされやすいCiscoスイッチのコマンドです。
そもそも機器本体の設定コマンドなので毛色が少し変わってきますが実機操作時の使用頻度が高いのは「show」「configure terminal」あたりでしょうか。
・show-参照コマンドshow 〇〇〇〇で対象の設定を確認する。
・configure terminal-グローバルコンフィギュレーションモードへ移行
showコマンドでconfigやInterfaceやその他設定も確認ができます。

このように「黒い画面で何かやっている」にも様々な種類があります。しかしどれか一つでも触っておくとコマンドを調べたいときに便利です。
例えばWindowsでのコマンド操作は知っている人がUnix系サーバの作業に入ったときにファイルの削除コマンドを検索する際に「Unux del」など他のコマンドに当てはめて検索するとクリティカルなものが検索にヒットしやすい傾向にあります。

黒い画面の操作というだけで苦手意識のある方もいると思いますが実際に作業している人たちも上記のような方法で調べながらやったりとすべてを覚える必要はないのでまずはWindowsを持っていれば環境構築などの必要ないコマンドプロンプトやPowerShellで「コマンドで操作する」という感覚になれる練習をしてみてはいかがでしょうか。