ここ数年の世間の変化でマスクの着用が一般的になってきている中でスマートフォンの顔認証システムもマスク対応になってきたので、改めてどういう仕組みなのか気になり調べてみる事にしたのでまとめてみました。
●顔認証システムの仕組み
スマホにおける顔認証の仕組みは、大きく分けて2つあります。
・カメラで顔を認識する2次元顔認証
・顔の形状を認識する3次元顔認証
二次元顔認証はインカメラが付いていればどんな端末でも使用可能で後者の三次元認証は赤外線レーザーを当てることで顔の形状を立体的に認識するため特殊なカメラが付いていることが条件になります。
機器に触れず認証が完了するため、衛生面での評価も高く、様々な感染症対策としても有効です。
●マスク着用時の仕組み
マスク着用時の顔認証の仕組みは様々あるのですが共通しているのはAI（ディープラーニング）を用いたアルゴリズムによってマスク着用時の顔認証を可能にしているという点です。
仕組みとしては一度マスク着用時の顔を登録することで登録時と異なるマスクをしていても高精度な認証を可能にするといったものや、認証時のマスクの有無を検知してから正確に顔を検出して人物特定することが可能になっているものがあります。
●顔認証システムのメリット/デメリット
顔認証システムの大きなメリットは解除が簡単に行えるうえで安全性があるという点です。
パスワード等だと不正に解除されてしまう恐れがありますが顔認証は目線がそれていたり、目をつぶってると解除できない点から安全性が非常に高いといえます。
また指紋認証などとは違い職業柄による肌荒れや水濡れの影響も受けずに認証できる点です。
反対にデメリットとしては製品や端末によって性能差が出てしまう点や光などの環境によって認証が行えないなどの影響を受けやすい点、また二次元認証の場合は顔写真などでも認証されてしまう場合があるなどがあげられます。
生体認証には顔認証のほかにも指紋認証や静脈認証や虹彩認証などがあげられますが手軽な端末に搭載できるうえで今後の技術で制度の向上が見込める顔認証は非常に便利であるといえると思いました。
多くの端末や機械で顔認証における三次元認証の普及が行われると楽になるのではないかと思いました。