Wi-Fiは知ってるけど「Wi-Fiダイレクト」ってなに?と思う方もいると思います。
あまり耳なじみはないと思いますので「Wi-Fiダイレクト」とはなんなのか、何ができるか。
一般的なWi-Fiとはどう違うのかをかるく説明したあとタイトルにあるWi-Fiダイレクトのトラブルをご紹介したいと思います!
●Wi-Fiダイレクトとは
Wi-Fi ダイレクトは、Wi-Fi Alliance(ワイファイ アライアンス)という業界団体が決めた無線LANの規格のことを指します。
無線LANルーターを使わずに、Wi-Fi機能が搭載されているパソコンやスマートフォンなどの機器同士を無線で直接つなげることができる技術のことです。
●Bluetoothとの違いは?何に使用されているのか
Wi-Fiダイレクトはルーターなしで機器間での直接繋げていると説明しましたがBluetoothとは違うのでしょうか。
接続機器 | 周波数 | 通信速度 | |
Wi-Fi ダイレクト | 片方の機器が対応してれば接続可能 | 2.4GHz・5GHz・60GHz | 容量の多い通信も安心 |
Bluetooth | 両方の機器が対応してる必要がある | 2.4GHz | 通信の容量が多いと遅くなる |
このようにWi-Fiダイレクトの方が安定して速度の速い通信が行えるといえるでしょう。
Wi-Fiダイレクトは主にPCや携帯とプリンターを接続しての印刷時やモニタなどと接続して画面のミラーリングに使用されるケースが多いです。
●Wi-Fiダイレクトを使用する際に気を付けること
さて本題でもあるWi-Fiダイレクトにまつわるトラブルについて説明していきます。
ここまでで書いた通りWi-Fiダイレクトは機器同士をWi-Fi機能を使用して接続する通信方式です。
Wi-Fiルーターなどがなくても無線接続して画面のミラーリングなどが出来るのですがその場合気を付けなければならないのは、Wi-Fi Directはネットに接続できる機能がないため、インターネットを利用するのであれば通常のWiFi接続が必要という点です。
その際Wi-Fiダイレクトで機器からWi-Fiダイレクトでモニターへ映像を出力して、通常のWi-Fi接続にてインターネットへの無線アクセスをするケースがの場合にWi-Fiダイレクトで5GHzを使用しておりインターネット通信用の無線も5GHzを使用した場合に電波干渉が発生してしまい、映像は映るがインターネット通信が遅くなったりファイルサーバーなどのローカル以外のファイルを開くのが困難になったりしてしまう場合があります。
普段は問題なく通信できるため原因が分かりづらくインターネット通信を2.4GHzへ切り替えると解消したりするケースがあります。
また無線通信の干渉によるものですのでもちろん映像出力、インターネット通信のどちらかを有線接続に切り替える事でも解消します。
このように特定の条件下でのみ発生する問題点もあるのでネットワークの構成を考える際には他の機器の動作環境などに目を向ける必要があります。