エンジニア新人はとりあえずの目標として、
ITパスポートや基本情報技術者といった資格の取得を目指しがちです。
そして勉強内容に苦戦して合格までに時間がかかったり挫折したりもしがちかと思います。
子供の頃の学校の勉強とは少し毛色が違うためそこが苦戦するポイントだと思います。
この記事ではその壁を乗り越える手助けができるよう、
エンジニア特有の勉強のコツとして私が大事だと思ったことを伝えます。
苦戦ポイント①:抽象的な内容が多い
日本史の勉強であれば、起こった出来事や人物名をひたすら覚えることになります。
化学の勉強であれば、化学式や化学反応をひたすら覚えることになります。
エンジニアの勉強も覚えることは多いのですが、
その内容は概念などの抽象的なものばかりです。
しかもその内容も難しい場合が多いので、
暗記型の勉強では苦戦してしまいます。
勉強のコツとしては、
具体的な例とセットで覚えるのが大事です。
例えばネットワーク関連の話は一度試して一例を見るだけでも理解しやすくなりますし、
ハードの話でよくPCのメモリを作業台、ストレージを棚に見立てる例え話も理解の助けになります。
理解できればその分覚えやすくもなります。
もちろんそれでも理解できない難しい内容も多いので、
時期を開けて繰り返し勉強することも大切です。
IT系の勉強では、別の知識が理解の助けになることが多いです。
苦戦ポイント②:略語が多い
RDBMS、SQL、HTML、MVC、FTP、VPN、LB、…
この業界はアルファベットで略すことが非常に多いです。
多いせいで同じ略称で違う意味ということもよくあります。
(例えば「IT」はinformation technology?integration testing?)
これをただ暗記しようとするとかなり苦戦するはずです。
勉強のコツとしては、
略称、正式名称、内容をセットで覚えるようにするのが大事です。
正式名称が英語の場合が多いので、英語への抵抗を無くすことも大切です。
知らない英単語があったら放置せず、その場ですぐ調べるべきです。
1つ覚えるだけでも大変に感じると思いますが、
正式名称から略称を思い出せたり、内容から正式名称を思い出せたりするようになるので、
記憶の定着のしやすさを考えるとコスパが良いです。
まとめ
概念の理解が最重要ではありますが、
用語を正しく覚えるというところで暗記ももちろん必要です。
とかく仕事の中では知っていることが当然で、
用語を知らなかったり理解が間違っていると評価が悪くなるというように
減点法で見られることが多いように感じます。
現場の話についていくためにも、知識はASAPで付けるべきですね。