インターネット接続サービス、選び方をざっくりと。

インターネット接続サービス、選び方をざっくりと。

私事ですが、最近引越しをしました。
当然のようにインターネット環境を整えるわけですが、
今までそういったサービスは目に付いた適当なところで契約していました。
これを機に自分に合ったサービスはどれかを調べたので、
分かったことをまとめておこうと思います。
(最終的に引越し先で用意されていた回線で不満が無かったので調べただけとなりました。)

なお、この記事での目標は、
「素人が2,3個のサービスに希望を絞り込めること」
とします。
住む場所や利用するキャンペーンなど様々な要因が絡みますので、
最後の判断は本人に委ねざるを得ないためです。
また、理解のしやすさを優先するために
大雑把な表現や多少正確でない表現を含みます。

インターネット接続サービスとは?

そもそものインターネット接続サービスについての説明から。
これは「インターネットに接続する環境を提供するサービス」と捉えてください。
提供する方法には「有線」「無線」の2種類があり、
「有線」のサービスは「光回線」と呼ばれ、
「無線」のサービスは「置くだけWi-Fi」と呼ばれます。

更に光回線にも種類があり、
大きく分けると「NTT絡み」か「その他」です。
「NTT絡み」の光回線にも、
NTTが提供する設備を利用できる「フレッツ光」というサービスを含むものと、
事業者がNTTから余っている設備(ダークファイバー)を借りたものを利用するものがあります。

…ごちゃごちゃしてきましたね。
表にまとめたので、代表例や特徴も合わせて見ていきましょう。

サービスの種類とその特徴

①置くだけWi-Fi
例:SoftBank Air、docomo home5G
無線接続によりインターネットに接続するサービスです。
名前の通りルーターを置くだけですぐ利用できます。
難しい配線なども不要です。
ネットサーフィンくらいであれば通信速度も問題ありませんが、
オンラインゲームやビデオ会議などでは遅さが気になりそうです。

②③フレッツ光
例:SoftBank光、ドコモ光
一番一般的なサービスかと思います。
NTTが電話用の設備を利用し光ファイバーケーブルを全国に張り巡らせていて、
それを家まで優先でつなぐことでインターネットに接続できるようにします。
外からケーブルを家の中に通す工事が必要で、
その工事の予約が殺到していると利用までの期間が長くなります。
既に光コンセントがある場合などは工事が不要となることもあります。
基本的に高速ですが、「PPPoE方式」という接続方式だと
回線が混雑した時に遅くなるというこの方式特有の問題が起こる場合があります。
「IPoE方式」であればその問題を回避できますが、
契約内容や使用しているルーターなどが対応している必要があります。
速度の安定にどこまで拘るかを考えながら、
申し込む際に希望の内容を問い合わせると良いかと思います。

④ダークファイバー利用
例:NURO光、auひかりホーム(s)
ダークファイバーと言うとヤバいものを使っている気がしてきますが、
NTTの余っているケーブルを借りているというだけです。
ただしNTT余らせていることに依存しているため、
対応エリアが狭かったり工事に時間がかかったりします。
工事はNUROやau側、NTT側の工事が発生するためそこも時間がかかる要因です。
通信品質は素晴らしいようなので、
この先長くそこに住むという場合はおすすめです。

⑤その他の光回線
例:コミュファ光、J:COM NET
電柱やケーブルテレビ用の設備を利用して、
ケーブルを張り巡らせて家に引き込むという方法を取るサービスです。
電力会社など地域に紐づく会社のサービスなので
対応エリアは広くはありません。
NTT絡みのサービスでは工事予定はなかなか教えてくれませんが、
NTTが絡まずその会社が一括で設備を管理しているので
工事可能な時期も聞けるのではないかと思います。

利用金額やキャンペーンについて

置くだけWi-Fiは月5000円前後で、
光回線は戸建てで月5000円前後、集合住宅で月4000前後が相場のようです。
キャンペーンに関しては時期や申し込む場所などで無数にパターンがあるようなので、
安くなったらラッキー、くらいの気持ちが丁度良いと思います。
もし時間をかけてでも安くなる方法を探すんだ!という方は、
「最大」「実質」といった言葉に気を付けましょう。
割引やキャッシュバックの条件や2年縛りなどの条件を見つつ、
キャンペーン特有の割引とサービス共通の割引を切り分けながら、
一番お得なキャンペーンを探すのは大変です。

まとめ

インターネット接続サービスの契約には何よりも時間がかかります。
また、地域や他の利用者に影響を受けやすいものですので
最後は当たりを信じて神頼みです。
自身の希望や状況から、
種類→サービス内容→評判や金額をチラ見
と絞り込んでいくのが精神衛生上良いと思います。

少しでもサービス選びの参考になれたら嬉しいです。