EOSとEOLの違い

EOSとEOLの違い

最近Windows10のサポートが完全に終了しWindows11への移行が話題となっていますね。
そんな中で「EOS」や「EOL」といった言葉を耳にすることもあると思います。

それぞれどういった意味なのかしっかりと把握して必要な時期に必要な手立てをとれるようにしましょう。

 

・EOSとEOL

一般的にEOSは「End Of Sales」、EOLは「End Of Life」の事を指すことが多いように感じます。
しかしWindowsの件でいうEOSは「End of Support」の事を指します。

EOS(End Of Sales)とは
製品やサービスの「販売終了(End of Sales)」を意味し、その製品の購入はできなくなっても、しばらくはサポートや修理などのサービスは継続される状態です

EOL(End Of Life)とは
製品のライフサイクル終了という意味です。ハードウェアやソフトウェア製品の販売とサポートが終了し、部品や部材についても新規の生産が行われなくなるタイミングのことを指します。

 

・EOS/EOE/EOSLとの違い

EOLと混同しやすい言葉にEOS・EOE・EOSLなどがあります。意味は近いものもありますが、EOLとの違いを押さえておきましょう。

・EOL(End Of Life):製品にまつわる全ての終了
・EOS(End Of Sales): 製品の販売終了
・EOS(End Of Support):製品のサポート終了 ※EOLと同義
・EOE(End Of Engineering): 製品の技術サポート終了 ※EOLと同義
・EOSL(End Of Service Life): 製品の製品サポート終了 ※EOLと同義

このように似た意味はあれどほとんどがEOLと同義ですね、そんな中EOSだけが別の意味を持って同じ字面で登場するのです。

ややこしい事このうえないですね。。。

 「○○のEOS時期確認しといて」といった指示でもどっちの事か文脈で読み取れない場合はしっかりと確認しましょう。

 

・なぜEOS/EOLが重要になるのか

では、そんなEOSやEOLについて気を付けなければならないのはどうしてか。

EOLになるとメーカーのサポートが受けられなくなり、下記のような不都合やリスクが発生すると考えられます。

・不具合の修正・アップデートがされなくなる
・製品の修理対応やサポートが受けられなくなる
・セキュリティリスクが発生する

このように製品になにかあった際に保証が取れなくなるため自宅で個人利用する分には自己責任の範囲ですが、会社や客先に導入するとなると最悪のケースでは損害賠償などにも繋がりかねません。

そのため自分の身の回りの機器や保守サポートはいつEOS/EOLを迎えるのかは把握する必要があります。
時期の前に後継機や後継のサポートへの移管を進める場合さらに早くから準備を進めなければいけないでしょう。

こういった情報は基本メーカーサイトなどに出ていますのでしっかりとチェックする癖をつけ安全なネットワークライフを送りましょう!