4G? 5G? いったい何がどう違うの?

4G? 5G?  いったい何がどう違うの?

最近増えてきているスマートフォンの「5G対応機種」見かけることも多いと思いますが、そもそも「5Gって4Gとどう違うの?新しい何かで何か高性能なんだろうな、、」という方も多いと思います、なので今回は簡単にそのあたりの違いを説明出来たら思います

●4Gとか5Gの「G」って何? 4Gと5Gはどう違うの?

スマホを使っていると4Gだったり5Gだったりまたは3Gだったりとよく聞くと思います、この「G」というのは「Generation」の略でつまり通信システムの世代の話になるのです。

現在主流となっている4G回線ですがその前の3G回線が2001年から使用され出した通信規格です。
2G回線では国や地域ごとに通信規格が違ったため、国内で購入した端末が海外では利用出来なかったため同じ端末が全世界で使えるように通信方式の標準化を目指して開発されたのが3G回線です。

そして4Gは2015年ごろ登場した通信規格で光ファイバ並みの高速通信が可能となりました。
3G回線の通信速度が最大で384kbpsだったのに対し、4G回線は最大1Gbpsの速度での通信が理論上は可能といわれており2時間の映画データ(3.6GB)をダウンロードした場合、3G回線では約21時間かかるのに対して4G回線は約30秒でのダウンロードが可能なのです。

最新の通信規格5Gは2020年3月から一部地域で利用が開始されました。
理論上は4Gの約100倍の高速通信が可能とされており同時接続可能数も大幅に増えています。
簡単に図にまとめると下の様になります。

●5Gのメリット・デメリット

そんなに便利ならすべて5Gにしてしまおう!スマホも対応のものに買い替えよう!と思うかもしれませんが実は簡単にはいかないのです。

5Gのメリット
5Gになることで高速かつ大容量の通信が多くの機器と最小の遅延で出来るようになることが最大の魅力であると言えるでしょう。
高速ダウンロードが可能なため4Kや8Kといった高画質の動画が快適に楽しめたり、
スマート家電の操作がスムーズにリアルタイムで行える様になっています。
またVRやARといったコンテンツも大容量通信がスムーズに行えるため存分に楽しめると思います。

5Gのデメリット
高速大容量の通信が5Gで可能といっても携帯キャリアの通信ブランが対応していなければ意味がなく通信に制限がかかってしまってはせっかくの5G回線も宝の持ち腐れになってしまうケースもあるのです。
そのため現時点では対応端末や通信プランが高額になってしまう事が多いです。
スマート家電などを一括管理するようになると大容量通信でのセキュリティ面の心配も出てきます。
一度に多くの通信を行うためデータを盗まれた際の被害が大きくなりやすのです。

技術の進歩はとても喜ばしいことですが、その恩恵を最大限に受けるためにも使う側の知識も必要になってきます。
5Gの話に限らずいざ最新の何かを使用する!という時に高いお金を払って満足に利用出来ないなんて事が無いようにどこが進化したのか、仕様上の見落としはないかなどしっかり下調べをしてから正しく使い生活を快適にしていきましょう。