みんな知らずの内に使ってる「タイムサーバ」とは

みんな知らずの内に使ってる「タイムサーバ」とは

皆さんが使っているそのPC。
なんか勝手に時間が整っていると思っていませんか?
今回はそんな影の活躍者「タイムサーバ」を解説します。

タイムサーバとは

タイムサーバはNTPサーバとも呼ばれ、
TCP/IPネットワーク上で現在時刻のデータを配信するサーバです。
具体的には、Network Time Protocol (NTP) を使用して、
サーバー間で時刻を同期したり、
クライアントに正確な現在時刻を提供したりします。
NTPは、コンピューターやネットワーク機器が
インターネットを通じて正確な時刻情報を共有するための仕組み
であり、
システム全体で正確な時刻を維持する役割を果たします。

試しにお使いのPCの日時設定画面を開いてみてください。
どのタイムサーバと同期するかの設定が見られるかと思います。

タイムサーバの例

以下が代表的なタイムサーバの例です。
何か問題が起きたら使用するサーバを変えてみるのも手かもしれません。

・time.windows.com
WindowsのデフォルトのNTPサーバで、時刻同期に使用されます。
ただし、負荷が高いため、時刻同期ができない場合があります。

・pool.ntp.org
グローバルなNTPサーバプールで、多数のサーバが提供しています。
負荷分散されており、信頼性が高いです。

・ntp.jst.mfeed.ad.jp
日本標準時を提供するNTPサーバで、日本国内で利用されます。
信頼性が高く、正確な時刻を提供します。

他にも様々なタイムサーバがあります。
なんであれば自身でタイムサーバを立てることもできますので、
でたらめ時刻を提供したり、5分早めた時刻を提供したりする
自分流のタイムサーバ作成を試すのも楽しそうです。

まとめ

当たり前の存在に感じるもの程、
高度な技術の上に成り立っているものです。
適当に目についたものを調べてみると、
思いもよらない世界が広がっているかもしれませんね。