今回は「AR（Augmented Reality（アグメンティッド・リアリティ）」のお話です。
近年ではメタバースやVRといった技術進歩が目覚ましく聞く機会も減ってしまっているかもしれませんが、そのどちらもがあくまで”現実と切り離した世界”での技術のなるためエンタメや技術シミュレーションなどで用いられる機会が多いと言えるでしょう。
しかし「AR」の主体は現実世界であるため我々の日常生活のより密接に関わってくる機械が多いのです。
●「AR」とは
そもそも「AR（Augmented Reality（アグメンティッド・リアリティ）」とはなんなの？という方向けに簡単に説明しましょう、既知の方は飛ばして次から読んでみてください。
さてARとは冒頭にも軽く書いていますが一言でいえば「現実を仮想的に拡張する技術」のことです。
画像や空間、位置で現実世界の情報を認識し、バーチャルの情報を現実世界に重ね合わせて表示することで、現実を拡張する技術です。例えば、スマートフォンのカメラで写している画像にCGの映像を重ねて表示することで、そのCGを実在しているように見せることが出来ます。
●どういった事に使われているのか
世間でのARのイメージといえばカメラで読み込むと絵が飛び出してくる本や商品のパッケージといったものが多く、
すごそうな機能は厳ついゴーグルをかける必要があったりと日常的に利用する機会は少ないと思っているのではないでしょうか。
しかし実際は手軽かつ便利にAR技術の恩恵を受けるタイミングは多いのです。
GoogleのスマートフォンアプリでGoogle レンズを起動するとカメラで読み取ったものをそのまま翻訳してくれたり、テキストとしてコピーしたりすることが可能です。
他にもカメラ前に立つことで洋服の試着やメイクした状態で表示されたり、他にも工場などでARゴーグル付きのヘルメットを被ることで手順手順や注意事項が目の前に表示される事で分かり易くかつよそ見による事故の軽減にも繋がったりしています。
さらに最近増えている歩きながら何かを捕まえたりする系のゲームアプリもARが活用されています。
このほかにも様々なところで使われています、カメラを通すことで現実の情報＋何かを映し出すものはほとんどがARと呼べるでしょう。
●ARの今後
これまで一部のPCの利用者などでしか触れる機会のなかったARですが、スマートフォン技術の向上と普及によりAR技術の搭載が可能になり誰でも簡単に利用できるようになり身近なものとなりました。
先ほど紹介した例はほんの一部でほかにも多様なジャンルに普及し、市場規模が拡大すると期待されています。
今後の開発でARを利用したサービスを検討してみるのも良いかもしれません。