先日出先で買い物に行った際に入り口に「レジゴー」と書かれたスペースに置かれた大量のスマートフォンが目についた、存在は知っていたが使った事ないなと思い今更ながら体験してみることにした。
●レジゴーとは
そもそも「レジゴー」って何?という方もいると思うの簡単に説明しようと思う。
レジゴーは、2020年3月から本格展開されている、「レジに並ばない」「レジ待ち時間なし」の買物スタイルを実現するイオンリテール株式会社の買物システムであり
店内で貸し出されている専用スマホで購入する商品のコードをスキャンしながら買物を進めていき、最後に対応する精算機に買物のデータを送信→決済する仕組みとなっている。
もともと新型コロナウイルスの問題が表面化する前から提案していたが、新型コロナウイルスによる「非接触・非対面」のニーズの高まりにも対応した方式として、2020年3月から本格展開を開始し、より注目を集めている。
●どんなメリットがあるのか
レジゴーを使いうえで大きなメリットとしては買い物の初めから支払い完了までを完全非接触で従業員との接触もなく終えることが出来るという点です。
買いたい商品のバーコードをレジゴーのスマホで読み取り、個数を決定しレジで支払いQRをスマホで読み取るだけで買い物中にスキャンした情報がレジに転送されます。
後は通常のセルフレジの要領で買い物を完了し出口でスマホを返却する際に支払い完了画面が表示されているので専用機械に読み取らせれば買い物終了となります。
使用中は買い物の明細がスマホに表示されるので買い忘れの防止や金額の確認などにも非常に役立ちます。
さらに時間短縮だけではなく、子供連れの家族での買い物の際に子供がレジゴーによる商品スキャンを楽しむという副次的な効果も見られているとの事。
店舗側としても人件費の削減や昨今の情勢の中従業員側の接触も減らせると大きなメリットになっているようだ。
下の画像が支払い用のセルフレジ
サービス開始当初は店舗での貸し出しスマホのみの対応だったが2021年4月22日より、レジゴー専用のiOSアプリの配信を開始、同年5月下旬にandroid向けアプリの配信も開始した。
さらに上記専用レジも完全非接触を採用しておりパネルから約2㎝のところに指を近づけるだけで操作ができるようにした「非接触パネル」を初めて本格的に導入している。
レジゴーそのものは画期的で素晴らしいアイデアだがシステム自体は商品を読み取る、QRでデータを送信するなど新しい特殊な技術が使用されているわけではない、自分たちで0から作るのは難しくても現在のシステムを1+1で2以上の結果を出せるような組み合わせを考える柔軟な想像力が必要になってくるだろう。
このシステムの様に日常生活のなかで欠かせない作業を効率的に、安心して行えるようなシステムは今後より需要が高まっていくと思うので今後も注目していきたい。