作業は速い方が良いのは分かっている。
とは言え、頑張っても気が付いたら作業が遅いと叱られている。
そんな経験はありませんか?
全力で取り組んでいるのに思うように成果が出ないために、
焦りや苛立ちが生まれたり理不尽に責められているように感じたりして気が滅入る。
あるあるだと思います。
今回は5年ほどエンジニアとして揉まれてきた私が、
これは効果アリ!と感じたテクニックや心構えを2つの観点から紹介します。
少しでも作業スピードに悩む方の助けになれたらと思います。
観点①:作業が遅くなる原因を排除する
作業速度に悩んでいる人の多くは、
自分で思っている以上にムダな時間を多く過ごしています。
ムダ時間にも、仕事に関係のあるものと関係ないものがあると考えています。
仕事に関係のあるムダ時間の中でも注目したいのは、
判断に困ったり悩んだりしている時間とムダな作業をしている時間です。
エンジニア的に言うと、仕様書がハッキリした書かれ方をされておらず実装方法に困ったり、
作成済の共通部品があるのに気付かず個々人で再作成してしまったりというものです。
解決方法はとにかくコミュニケーションを取ることです。
自分で根拠を持って判断ができない内容や判断に時間がかかりそうな内容は、
そう感じた時点ですぐに上司を捕まえて聞きましょう。
上司が物理的に捕まらないのであれば頼れるチームメンバーに聞きましょう。
そうして聞いていると棚ぼたで不要な作業やもっと優先すべき作業に気付く
というのはよくある話です。
作業が降られた時点で内容をザッと確認して、
適当でも良いので何か質問や確認をする癖を付けると良いですね。
仕事に関係ないムダ時間と言っているのは、
過度な息抜きや今やるべきでないフォルダ整理などです。
自覚があっても誘惑に負けてつい息抜きが多くなってしまうという方もいるでしょう。
対策としては、きっかけを前もって潰すことです。
眠気覚ましの一服が癖になっているのであれば、睡眠時間や昼食の量を見直して昼寝をする。
スマホやチャットの連絡が気になるのであれば、通知設定を確認した上で見えない場所に隠す。
会話や物音が気になるのであれば、耳栓をしたり気が散らないようなBGMを流したりする。
集中が途切れる原因を無くすだけでもかなりの効果がありますよ。
観点②:練習でスピードアップできるものをトレーニングする
タイピングは速いに越したことはありません。
Excel操作も速いに越したことはありません。
仕事の要素の中には繰り返し練習することでスピードアップできるものがあるはずです。
まずはそこを鍛えるのが効果的です。
キーボード操作やツールの理解、ショートカットキーの暗記などがそれにあたります。
他にもチャットやメールの文章作成、作業の中で判断をするスピードなども、
場数を踏むことで次第に慣れていくものです。
そういった細かい行動ひとつひとつもスピードを意識して試行錯誤することで、
最も時間をかけるべき作業に時間を割く余裕が生まれます。
まとめ
量より質という人もいますが、
私は量=スピードがあるからこそ質を上げる余裕が生まれると考えています。
人によって集中する方法は異なると思いますが、
今回紹介した内容はほぼ全員に効果のあるものかと思います。
まずは確実なところから改善してみてはいかがでしょうか?