エンジニアは問題解決が仕事と言っても過言ではありません。
顧客の要望に沿った仕様を決めるのも、
仕様に沿ってプログラムを作成するのも、
起きたエラーの原因を調査して修正するのも、
全て問題解決と言えます。
そんなエンジニアが仕事をなんとなく漠然とこなすのはもったいないです。
今回は皆さんがより仕事がデキるエンジニアになれるよう、
今から使える問題解決のテクニックを紹介します。
問題解決のステップ
これから紹介するテクニックをより生かしていただくために、
問題解決について少しお話します。
問題解決について調べていると、
「問題解決は〇つのステップからなるプロセスで行う」という話がよく出てきます。
記事や本によって細かい差異はありますが、
①問題を理解して、
②原因を考えて、
③対策案を出して、
④実行する。
というプロセスなのは大体同じように思います。
特にエンジニアは複雑な知識や技術を扱って仕事をする必要があるので、
①や②が複雑になりがちです。
問題が起こるとよく分からず固まってしまうエンジニアにならないよう、
この部分で活かせるテクニックをご紹介します。
テクニック①:ラバーダッキング法
ラバーはゴム、ダックはアヒル。
困ったときに、おもちゃのアヒルに話しかけることで、
頭の中を整理できるというテクニックです。
「分からないことを質問したが、質問している内に自分で解決してしまった」
そんな経験はありませんか?
これを意図的に起こそうとするのがこのテクニックです。
複雑な問題を頭の中だけで解決しようとするのは、
どんな天才でも難易度が高いことでしょう。
「相手が理解しやすいように」「説明を言語化する」ことで、
複雑だった問題の理解が進み、理解が漏れている部分にも気付くことができます。
もちろんアヒルではなく人形でもペットでも良いですし、
話す以外にもメモ帳なんかに書いたり紙やペイントで図解するのも効果的ですね。
テクニック②:なぜなぜ分析
問題の原因を「なぜ?」と問い、その原因の原因を「なぜ?」と問い、
繰り返し原因を探っていくことで問題や原因がハッキリするというテクニックです。
これはメモを取りながら行うと効果的です。
問題ー原因ー対策 の繋がりが分かりやすくなり、
より根本の原因を探ることができるので、効果の高い対策が取りやすくなります。
上手くなぜなぜ分析をするコツは調べてほしいですが、
「具体的に」「感情論や根性論抜きに」「他にも原因が無いかを意識して」
分析をすることで問題解決に生かしやすくなると思います。
まとめ
問題解決力が高い人というのは、
問題解決に使えるテクニックを多く知っていて適切に使える人だと思います。
他にもテクニックやコツは多くありますので、
是非調べてデキるエンジニアを目指して勉強していきましょう。