プログラミング中に出てくる数値関連のワード集

コンピュータの和訳が計算機である通り、
コンピュータを使用することは数値を扱うこととも言えます。
そのため処理やシステムの開発において、
数値の扱いに関わるワードは広く正確に知っておく必要があります。
今回は数値関連のワードの中でもプログラミング中に頻出のものを挙げていきます。
抜けや勘違いが無いかのチェックに使ってもらえたらと思います。

演算系のワード

流石に四則演算は知っているかと思います。
加減乗除、それぞれの計算結果は和・差・積・商(余)ですね。

プログラミング中は特別な名前が付いた計算方法を扱うことも多く、
インクリメント(1加算)やデクリメント(1減算)はその代表例です。
他にも加減算で言うと、
SUM関数でお馴染み「サマリーを取る」≒「合計を出す」があり、
ほぼ同義でアグリゲーションとも呼ばれるらしいです。
アモチゼーションやアキュムレーション等、
業界によっては特有の加算処理が名付けられていることもあります。

乗除算の中では特別な名前が付けられた計算方法はあまり見かけませんが、
冪乗(累乗)階乗といった学校で習うような計算方法は押さえておきましょう。
また会話上はそれほど問題にはならなさそうですが、
商は整数商なのか小数で出したいのかは気を付けましょう。
使用すべき関数が変わってきます。

数値関連のワード

整数小数自然数素数正数負数、etc
数学で聞いたことあるようなワードはほぼ全て重要です。
符号を無視し正の数で表す絶対値も見かけることは少なくありません。
また以上以下超過未満などの範囲を表す言葉を正確に使うことも重要です。
閾値境界値を含むかどうかを間違えるだけでプログラムはバグります。

小数の扱いもコンピュータの世界ではシビアです。
データ型にも影響するため常に注意が必要です。
特に端数処理(丸め処理)と呼ばれる短い桁に置き換える処理は頻出で、
一般的な四捨五入や切り上げ、切り捨ての他にも
一番近い偶数としたり0方向へ切り上げ・切り捨てしたりとルールは様々です。
チーム内で真っ先に意識を合わせる必要のある内容の一つですね。

他にも乱数の生成なんかはコンピュータが得意とするところです。
(乱数の質の話をすると長くなるので各自でググりましょう)
また複雑な計算を行う内容でこそコンピュータは輝きますので、
統計や物理演算、確率といった理系学問の内容には慣れておくと強みになります。

まとめ

上手に計算させてこそ計算機が活きてきます。
そのためには数値の扱いについて理解しておく必要があります。
コンピュータに接する職や趣味に触れている以上、この厳密な数値の世界からは逃れられません。
諦めて理解に努めましょう。